前回からの続きで今回はギター細部を見ていきます。
まずペグはスパーゼルのロック式。
これで少しサステインが稼げます。
モダン・ギターへの第一歩です。
ナットはリペアマンに牛骨で作り直してもらいましたが、
オリジナルと同じように、
6弦側から1弦側へ斜めに細くしています。
このギターのユニークな特徴の一つでもあります。
ネックはバスウッドにカーボンを巻いています。
フレットは一番固いステンレスに変えて、
溝を切って打ち込んでいます。
これでフレットが剥がれたりしなくなりました。
24フレットまであるのでネックは少し長めです。
ピックアップはケンがディマジオへ依頼したオーダー品。
スーパーディストーションが基本になっています。
ピエゾピックアップ付きのブリッジ。
弦高調整(ブリッジ調整)は裏にあります。
ボディー(ポプラ)はとんでもなく薄く、
ハイポジションでのヒールはありません。
24フレットまで簡単に手が伸びます。
ボディーが軽ければサウンドも軽くなり、
とてもファンキーなサウンドになります。
このギターはバッキングよりもリードソロ向きで、
クリーンよりもドライブサウンドが合います。
歪ませるときは出来るだけシンプルにして歪ませ過ぎない。
ディストーションよりオーバードライブ。
ピックアップにパワーがあるので歪ませる量は、
ピックアップで稼ぎます。
かなり前衛的なギターですがジャズにも対応出来ます。
それがこのギターの魅力でもあります。
留学当時に師であるブレット先生が生徒さんに借りて、
”このギターが欲しいんだよね~”と嬉しそうに弾いていました。
そのくらい魅力的なギターなのです。
これからはリード・ソロでカッコ良く使っていこうと思います。
———-おまけトーク———-
NHKのTV番組で何気に見始めたのが、
レオナルド・ダ・ビンチ特集。
500年も前の人なのに未だに謎が多く、
絵画も建造物も現在進行形で研究されています。
”アンギアーリの戦い”なんて、
映画が出来てしまうくらいミステリアス。
まさかこの歳になって夢中になるのが、
レオナルド・ダ・ビンチだなんて…。
自分で驚きました。
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