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マスキングは「見える」だけでは解決できない。最後に頼るのはやっぱり耳

日付 : カテゴリー : 日記

ミックス作業で改めて感じたことがあります。

それはマスキングポイントが見えても、

そこが原因とは限らないということです。

最近はNectarなどを使うと、

どの周波数帯で楽器同士が重なっているのかを、

視覚的に確認できます。

例えばキックとベースを重ねた時に、

低域の同じ場所が重なっていれば、

「ここがマスキングしているのでは?」と確認できます。

今回も同じやり方でキックとベースの重なりを見つけ、

Waves F6のDynamic EQを使って、

キックが鳴った時だけベースの低域を譲るようにしました。

するととても自然にまとまりました。

DAWでのマスキングを探すプラグイン

マスキング

ところがこれで終わりではありませんでした。

完成した音源を別のモニターで確認すると、

まだ低音が不自然に膨らんでいます。

「キックとベースのマスキングが原因だろう」と、

思っていたのですが耳で聴いて確認すると、

原因はギターの低音でした。

面白いことにNectarでギターを見ても、

キックやベースほど強いマスキングには見えません。

しかし耳にはそうは聴こえませんでした。

実際に全部の楽器を鳴らして耳で聴いていくと、

ギターの低域が全体の低音を濁らせていました。

そこでギターの低域を少し整理すると、

低音全体が一気にまとまりました。

この経験で改めて感じたのは、

便利な機材があっても、

最後に判断するのは間違いなく耳だということです。

もちろんNectarのような視覚化ツールは役に立ちます。

しかし「そこが重なっているから、そこを削ればいい」

というほどミックスは単純ではありません。

今回もキックとベースのマスキングは確かに存在しました。

それを解消することはできました。

しかし最終的な低音の問題は残っていて、

その原因を見つけたのは自分の耳でした。

良いプラグインを使うことは大切です。

でもそれ以上に大切なのは、

そのプラグインが何をしているのかを、

耳で判断できることだと思います。

機材が良くなれば出来ることは増えます。

だからこそその力を引き出すためには、

自分の耳も同じように育てる必要があります。

今回のミックスはそんなことを改めて学びました。

これからも便利な機材は使っていきます。

でも最後に「本当に良くなったのか?」

決めるのは間違いなく自分の耳です。

そのことを忘れずに、

これからも音作りを続けていきたいと思います。

——–おまけトーク——-

レッスンでのタブレット化を進めています。

譜面を自由に操作できるようになり、

音源も自由に操作できるようになりました。

次はメトロノームです。

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