最近気になるワードがあります。
ハイブリッド・ピッキングです。
チキン・ピッキングと似た奏法で、
ピックと他の中指等を使って混ぜて、
ピッキングすることです。
速く弾くには良いと思うのですが、
自分には2つの問題点があります。
1、私は速弾きにあまり興味がない。
速弾きをスムースに弾く奏法なので、
逆に面倒臭い。
2、レガートに弾くなら、
ピックと指のトーンがそろわない。
当たり前ですがサウンドが異なるので、
トーンを気にしだすとキリがありません。
しかしこの私の2つの問題をかなり解決してくれた人がいます。
Tim Millerです。
まず彼の提唱する2-1-2Arpeggioのアイデアを学びます。
これは各弦に対し2音を弾いたら次の弦では1音弾くといった、
法則を用いて指を拘束します。
するといつも弾いてしまいがちなフレーズから打破できます。
Steve KhanのPentatonic Khanceptsと同じようなアイデアですね。
そしてこの2-1-2Arpeggioを用いて、
ハイブリッド・ピッキングを当てはめます。
するとマイナーペンタトニック・スケールですら、
面白い音づかいでユニークなサウンドが生まれます。
どうでしょう?
ダウン、ダウン、中指、ダウン、
からの中指でアップピッキングをします。
始めは難解ですが、
慣れてくると面白いサウンドが聴こえてきます。
ルートや11thが入ったり無かったりしています。
手がなじむと音が勝手に選べる様になるから不思議です。
こんな簡単なスケールですらコレですから、
色んなスケールで弾けるようになれば、
今までになかったJazz Bluesだって弾けちゃいます。
さすがにこんな風になるには時間がかかりますが、
美味しいところ取りだけなら意外と出来ます。
彼の「Trio Vol.3」のRoller Coasterでは始めから、
2-1-2Arpeggioを使ってハイブリッドピッキングで弾いています。
トーンをそろえるのはまだ答えが出ていませんが、
それでもTimのアイデアはハイブリッド・ピッキングも、
トーンをそろえることもかなり理にかなっていると思います。
良い機会なのでこれに挑戦してみたいと思います。
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